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【FINAL 現地レポート / DAY 2】「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 FINAL」の優勝は、男子・UTSUNOMIYA BREX、女子・G FLOWに決定!

 当協会 (JBA) が主催する 3×3 バスケットボールの強化・育成を目的とする 3×3 JAPAN TOUR EXTREME カテゴリーの2022シーズンのチャンピオンが決まりました。11月20日 (日)、三井ショッピングパーク ららぽーと堺 (大阪府堺市) で開催された「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 FINAL」で、男子は UTSUNOMIYA BREX が準決勝で TOKYO DIME を破り、また決勝で TSUKUBA ALBORADA に競り勝って、2 シーズン連続 3 度目の優勝。来シーズンに開催予定の国際大会「FIBA 3×3 Challenger 2023」の出場権を獲得しました (※出場大会開催地未定)。
 そして女子は G FLOW が準決勝で Team hustle を、決勝で XD を下して初優勝。レギュラーラウンドで 2 度の優勝を誇るツアーポイント 1 位が、大舞台でも実力を発揮しました。

我慢の末に初優勝を飾った G FLOW

 G FLOW にとって、今大会は我慢の末につかんだ勝利と言えるでしょう。準決勝では 19-14 で Team hustle を退けましたが、残 4 分を切って迎えた 2 度目の TV タイムアウトではビハインドを背負っていました。また、TOKYO DIME を破った XD との決勝でも 21-17 で KO 勝ちを決めましたが、得点を奪い合う拮抗した展開が終始、続きました。

















 それでもシーズンの通して勝ち続けたチームとあって、苦しい時間帯で集中力を切らさず、勝負所で #5 矢上若菜選手や #6 李人竹選手が攻撃をけん引。#7 八木希沙、#8 井齋沙耶もディフェンスやリバウンドなど球際の争いで欠かせない働きを見せました。

 厳しい展開を乗り越えた先に、必ず自分たちのチャンスがやってくる。今春始動したチームですが、国内外で結果を残してきた経験が、今大会でもいきたと矢上選手は感じています。
「言葉にはしませんけど、たぶん、みんなどこかで (必ず自分たちのチャンスがやってくる) と思ってています。やっぱり、色々な試合で経験してるからこそ、今日の 1 試合目も 2 試合目もシーソーゲームでしたけど、我慢できました。その我慢できる強さが大事で、今年のチームはそれを継続していこうと思って取り組んできたなかで、ここにきて本当に我慢できるチームになれたと思いますし、それこそが私たちの強みだと思っています」


















UTSUNOMIYA BREX が「気持ちで」つかんだ 3 度目V

 一方、男子も UTSUNOMIYA BREX が苦しみながらも、優勝をたぐりよせました。#11 齊藤洋介選手は試合後「体が本当にきつかったので (優勝できて) ホっとしてます」と、安堵の表情を見せました。先週末、ブラジルで行われた国際大会から帰国して中 2 日で迎えた今大会。長時間の海外移動で疲労が取れない中、DAY 1 を突破しましたが、もう選手たちの体はギリギリの状態でした。

















 だからこそ、3 度目の優勝につながった勝因は「負けたくない気持ち」だと、齊藤洋介は話しました。19-14 で TOKYO DIME を振り切った準決勝、21-19 で勢いのある TSUKUBA ALBORADA に勝ち切った決勝と、いずれも試合内容は満足いくものでなかったそうですが、4 人の勝利に対する執念が、体を動かしました。

 また、4 人が同じ気持ちで戦えるのは、チームとして結束力が強いからに他なりません。「飛躍的に僕らが今シーズン成長した瞬間」が JAPAN TOUR にあったとも齊藤選手は明かしました。7 月30日、31日に東京・コレド室町テラスで開催された Round.7 と Round.8 です。

 UTSUNOMIYA BREX は今シーズン、#10 ドゥサン サマルジッチ選手を迎えて新たなスタートを切っていました。そのため、齊藤選手、#5 ドゥサン ポポビッチ選手、#7 飯島康夫選手の既存選手と、嚙み合うまで時間もかかりました。FINAL 優勝のつながった一場面を、次のように語りました。
「あのラウンドは、初日 (Round.7) の決勝で SIMON に負けてしまい、次の日に優勝するしか、(FIBA 3×3) Challenger の出場権を獲得する方法がなかったんです。そこで、まず自分たちでしっかりと話し合ってちゃんと負けた意味を作れたんです。負けを勝ちに繋げられたからこそ、次の試合 (Round.8) で優勝できました。そこから一気にチームとして駆け上がれたと思いますし、サマルジッチ選手がその試合をきっかけに、だいぶ変わってひとつのチームになったと、今でも覚えてます」

















将来の3×3選手が集う大会が来月開催へ

 UTSUNOMIYA BREX、G FLOW の優勝で幕を閉じた FINAL。今大会をもって 3×3 JAPAN TOUR EXTREME カテゴリーの2022シーズンは終了しますが、JBA では 3×3 の普及と強化に向けて、引き続き大会を実施予定です。
 12月10日 (土)、11日 (日) には、18歳以下の 3×3 日本一を決める「第 9 回 3×3 U18 日本選手権大会」を東京・大森ベルポートで開催いたします。惜しくも FINAL の DAY1 で敗れましたが、TOKYO BB の佐野萌笑選手は、昨年度の第 8 回大会に KUKI GYMRATS として出場し、ベスト 4 入り。高校を卒業後、現在も競技を続けているように、第 9 回大会も将来の 3×3 プレーヤーたちが集う一戦になるでしょう。是非、ご期待ください。

<FINAL 最終順位>
○男子
1 位 UTSUNOMIYA BREX (2 季連続 3 回目)
2 位 TSUKUBA ALBORADA
3 位 BEEFMAN
4 位 TOKYO DIME
5 位 Solviento Kamakura
6 位 CRAYON
7 位 ZETHREE ISHIKAWA
8 位 ALPHAS
9 位 MINAKAMI TOWN
10位 MINAKAMI FROM AQUA
11位 日本橋ウェルスマネジメント
12位 SENDAIAIRJOKER
13位 Dominate
14位 SHONAN SEASIDE
15位 SIMON
16位 TOKYO LEDONIARS

○女子
1 位 G FLOW (初)
2 位 XD
3 位 Team hustle
4 位 TOKYO DIME
5 位 BEEFMAN
6 位 OWLS
7 位 TOKYO BB
8 位 YAIZU GR UNITED

◎大会最終結果 (勝ち上がり表) PDF版はこちら>>

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