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【EXTREME 2nd Term 総評】男子・ALPHAS、女子・G FLOWがツアーランキング 1 位でFINALへ -世界を経験した選手たちも最終戦を盛り上げる-

 当協会 (JBA) が主催する 3×3 バスケットボールの育成・強化を目的とする「3×3 JAPAN TOUR 2022 EXTREME」は、10月15日 (土)、16日 (日) に東京・イタリア街 (汐留西公園) で開催されたRound.12、Round.13 で、シーズンの後半戦となる 2nd Term が終了しました。これによりツアーランキングが確定し、11月19日 (土)、20日 (日) 両日で開催される FINAL への優先出場権をもつ男子16チーム、女子 8 チームが出そろいました。

G FLOW がシーズン 1 位も、世界を経験した選手が最終戦に登場


 女子は 2nd Term で 2 度のラウンドを開催しました。上野恩賜公園 噴水広場で行われた Round.11 では G FLOW (写真) が今シーズン 2 度目の優勝。キャプテンの矢上若菜選手が不在の一戦となりましたが、得点源の #6 李人竹選手を軸に、#7 八木希沙選手 #8 井齋沙耶選手 #12 角畑莉子選手の 4 人で、1st Term の Round.6 以来のラウンド制覇となりました。今春より始動した新チームが成長を続けている様子がうかがえます。ツアーランキング 1 位で初の FINAL に向かいます。

 また、レギュラーラウンド最終戦となった Round.13 では BEEFMAN が今シーズンの女子開幕戦となった Round.4 (当初予定 Round.2 は雨天中止) 以来の優勝を遂げました。Round.11 では 3 位に留まりましたが、世界を経験した選手たちが合流。今シーズン 2 度目のラウンド制覇を手繰り寄せて、試合を盛り上げました。

 #25 桂葵選手と #11 前田有香選手は別のクラブチームで今年 7 月から 9 月まで女子の海外ツアー大会「FIBA 3×3 Women’s Series」に参戦。強豪国も出場する世界トップレベルで実力を磨きました。しかし、桂選手は前田選手とともに「自分たちが世界でやってきたから (国内でも強い) という意識ではなく、この国内シーンに対して本当にチャレンジする気持ちで出場しました」とコメント。久々の JAPAN TOUR で力を発揮しました。

 さらに、先日の「FIBA 3×3 U23 World Cup」で 5 位になった 3×3 U23 女子日本代表の #8 伊森可琳選手も BEEFMAN のメンバーとして出場しました。大学バスケ界の強豪・東京医療保健大学に所属しながら勢力的に 3×3 へ取り組んでおり、今ラウンドの出場は Round.11 に続いて 2 度目。伊森選手は「ここに出てくる選手の方たちは、本当に 3×3 が好きな方たちだと思います。そういう (3×3 に対して高い) インテンシティーの中でバスケットができる経験はすごい貴重です」と話しました。JAPAN TOUR は伊森選手の成長を後押しするひとつになっています。

混戦模様の男子は、男子は ALPHAS が 1 位

 一方で男子は混戦模様でした。最終戦の Round.13 を前に、4 度のラウンドでチャンピオンチームの顔ぶれが入れ替わりました。Round.9 は ALPHAS が制したものの、上野恩賜公園 噴水広場の Round.10 と Round.11 では、Solviento Kamakura と MINAKAMI FROM AQUA がそれぞれ優勝。Round.12 は BEEFMAN が今シーズン 3 度目のラウンド優勝をもぎ取りました。

 ただ、そんな中でも ALPHAS が Round.13 で、2 度目の優勝をつかんで存在感を見せたことも確かです。「ひとつのラウンドですけど本当に結果が出てめちゃくちゃ嬉しいです」と、#1 鮫島宗一郎選手 (写真) は話しました。大黒柱の落合知也選手が 5 人制のシーズン入りで不在の中、#11 望月渚生選手、#16 マルコ・ミラコビッチ選手、#21 テオドール・アタナソフ選手の 4 人で 4 試合を勝ち抜きました。
 
 そして結果が出た背景には、シーズンを通して敗戦を糧に取り組み方を見直していったことも功を奏しました。当初は「3×3 を練習でもゲームだけをやって、そこで出た課題をトークするだけだった」そうですが、今は「課題をしっかりと分解して (練習に落とし込み) 2 対 2 や 1 対 1 のときから突き詰めて練習をやれている」と言います。Round.13 の勝利は、チームの自信を深める一戦になりました。

 また、Round.13 では男子も世界を経験した選手が出場しました。TSUKUBA ALBORADAの #13 小澤崚選手と、#30 改田拓哉選手です。「FIBA 3×3 U23 World Cup」に 3×3 U23 男子日本代表として挑み、6 位に食い込みました。両選手ともに U23 代表で見せたようなスピーディーな攻防と、積極的にシュートを狙うスタイルで仲間たちをけん引。予選プール敗退に終わりましたが、チームとして 2nd Term からの参戦であるため焦りはありません。「これからもっと良くなると思います」と、小澤選手は前を見据えています。

関西で初開催の FINAL へ

 そんな成長を遂げているチーム、世界を経験した成長たちらが、11月19日 (土)、20日 (日) に開かれる「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 EXTREME FINAL」に集結します。開催場所は11月 8 日 (火)に 開業予定の三井ショッピングパーク ららぽーと堺。FINAL は関西地区で初開催となります。

 最終戦で勝利した ALPHAS の鮫島選手は、チーム結成初年度のタイトル奪取に意欲を見せています。「看板 (選手) の落合選手もいまは 5 人制のアルファーズで B.LEAGUE の試合に出ていますけど、彼も 3 人制の練習に来たり、アドバイスを常にくれています。FINAL のロスターはまだ分かりませんが、彼らの思いも背負ってチーム一丸で勝てるようにしっかり頑張っていきたい」と、話しました。
 その ALPHAS と、BEEFMAN や SIMON、CRAYON 、UTSUNOMIYA BREXなど、男子は16強が相まみえます。一瞬たりとも気が抜けない激戦の連続になるでしょう。

 また、8 強が集う女子は、今シーズン国内外をまたにかけて活躍を見せている G FLOW を、ライバルたちがストップできるか。これが見どころでしょう。対抗馬の一角になり得る BEEFMAN の桂選手は、FINAL に向けて「さらにチームの状態を上げていきたい」と、意気込みます。

 今年 4 月から全国各地で開催された 3×3 JAPAN TOUR の最高峰カテゴリー EXTREME。そのシーズンチャンピオンを決める一戦を是非、ご注目ください。

■ EXTREME ツアーランキング
※男子は上位16チーム、女子は同8チームがFINALへ出場予定
https://3x3japantour2022.japanbasketball.jp/ranking/

○ PDF版は以下をご参照ください>>
・男子はこちら (161 KB)
・女子はこちら (121 KB)

■ FINAL 情報
https://3x3japantour2022.japanbasketball.jp/news/336/

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