EXTREME 1st Term 総評:男子・UTSUNOMIYA BREX、女子・G FLOWが前半戦 1 位を飾る

 当協会 (JBA) が主催する 3×3 バスケットボールの強化を目的とする「3×3 JAPAN TOUR 2022 EXTREME」は、7 月30日 (土)、31日 (日) に東京・コレド室町テラスで開催された Round.7、Round.8 で、シーズンの前半戦となる 1st Term が終了しました。今年 4 月に横須賀三笠公園でスタートした今シーズンは 3 年ぶりに有観客で開催。これまで男子 8 ラウンド、女子 5 ラウンド (Round.2は雨天中止) を、新型コロナウイルスの感染防止対策を行った上で実施いたしました。

「有観客はすごく良い環境」

 1st Term を振り返ると、女子は G FLOW がツアーポイント180ポイントを獲得し、1 位となりました。お台場特設会場 お台場青海地区 P 区画で行われた Round.4 では決勝で BEEFMAN に敗れたものの、日本体育大学 世田谷キャンパス体育館 (※) で行われた Round.6 では、ツアー初優勝を飾りました。チームは今シーズンより始動しましたが、昨年度の 3×3 日本選手権大会で優勝を経験した #5 矢上若菜選手 (当時 BEEFMAN 所属) をはじめ、実力者がそろいました。さらなる連携を磨き、後半戦の成長も期待されます。

 また、G FLOW と同じく新チームながら TOKYO BB は Round.8 でツアー初優勝を遂げました。昨年度の EXTREME FINAL で優勝 (当時 PERITEC InterOizumi 所属) を経験した #1 岡田麻央選手や、#6 安江舞選手、同大会で準優勝 (当時 TOKYO DIME 所属) した #21 有明葵衣選手らがそろう楽しみなチームです。

 その有明選手は優勝後、久々に有観客で行われる今シーズンを次のように話しました。ファンの声援は選手たちの大きな後押しになっています。
「有観客は (私たちの) 力になると改めて (実感しています)。コロナ禍もずっとプレーをしてきたなかで、2 年越しに有観客を体感して、気持ちの乗り方が全然違います。本当に有観客はすごく良い環境です。私たちは一瞬一瞬を楽しみたいですし、お客さんにも楽しんでいただきたいと思います」

 
「オレたちのシーズンの中で一番重要な 4 試合」

 一方で、男子は 1st Term のツアーポイント 1 位チームに、今年10月に台湾の台南市で開催される世界大会「FIBA 3×3 Challenger 2022」の出場権が与えられるとあって、戦いは最後までもつれました。Round.8 を前にして、暫定 1 位は Round.6 と 7 を連覇した SIMON。それを Round.1 と 5 を制した BEEFMAN と、Round.4 を優勝した UTSUNOMIYA BREX が追う状況でした。両チームとも SIMON を追い抜き、世界に行くためには、Round.8 での優勝が条件でした。

 そんな混戦を、UTSUNOMIYA BREX が制しました。昨年度の EXTREME FINAL や 3×3 日本選手権で優勝を飾ってきた強豪は、予選から決勝の 4 試合すべてを KO 勝ち。#11 齊藤洋介選手は試合後、「目標であるChallenger (の出場権) を取れたことは、すごく嬉しいです」と話しました。上位 3 チームで Round.7 と 8 の 2 連戦は、UTSUNOMIYA BREX のみ。夏の厳しい日差しが降り注ぐ中、計 8 試合を戦い抜いた安堵の表情が、齊藤選手から感じられました。

 今シーズン、男子の見どころと言えば、3×3 の世界ランキング 1 位を誇るセルビアから多数の外国籍選手が来日し、UTSUNOMIYA BREX だけでなく、SIMON や BEEFMAN、ALPHAS.3×3 で活躍していることです。 EXTREME カテゴリーのレベルが昨シーズンに比べて上がり、国内屈指の実力を持つ UTSUNOMIYA BREX とは言えども、勝ち抜くことは容易ではありません。Round.7 では決勝で SIMON に惜敗していました。

 ただ、そういった敗戦を糧に、UTSUNOMIYA BREX は逆転で前半戦 1 位を決めました。Round.8 に臨む前夜、齊藤選手は深夜 2 時ごろまで Round.7 の試合を振り返り、チームメートに見せるビデオクリップを自ら作成。試合前には、それを交えて良い点と悪い点をチームミーティングで示し、「今日はオレたちのシーズンの中で一番重要な 4 試合になる」と伝えたそうです。

 UTSUNOMIYA BREX はコート上で圧巻のパフォーマンスを見せてくれましたが、その裏には限られた時間で準備を行い、チーム一丸となって勝利に対する強い意識づけがあったことも見逃せません。来る世界大会では、これまで以上の躍進が期待されます。

 さて、EXTREME カテゴリーの後半戦となる 2nd Term は、8 月21日 (日) に福岡県・博多シティで行われる Round.9 (男子) より再び始まります。そこから10月まで男子は 5 ラウンド、女子は 2 ラウンドを実施。累計ツアーポイント上位チーム (男子16チーム、女子 8 チーム) が11月に行われる FINAL へ駒を進めます。引き続き、男女の熱戦が繰り広げられる、「3×3 JAPAN TOUR 2022 EXTREME」にご注目ください。

※Round.4 の日本体育大学 世田谷キャンパス体育館会場は都合により一般観客の入場を制限し、大会関係者のみで開催。

【1st Term 各ラウンド優勝チーム】
<男子>
Round.1 BEEFMAN
Round.3 SENDAIAIRJOKER
Round.4 UTSUNOMIYA BREX
Round.5 BEEFMAN
Round.6 SIMON
Round.7 SIMON
Round.8 UTSUNOMIYA BREX

<女子>
Round.4 BEEFMAN
Round.6 G FLOW
Round.7 XD
Round.8 TOKYOBB

【FIBA 3×3 Challenger 2022 タイペイラウンド概要】
大会名 Tainan City Challenger
日程 10月 8 日 (土)~ 9 日 (日)
場所 台南 (チャイニーズ・タイペイ)
特設ページ https://worldtour.fiba3x3.com/2022/challengers/tainan

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