【FINAL 現地レポート / DAY 1】「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 FINAL」開幕。熾烈な戦いの末に男女 4 強が決定!

 当協会 (JBA) が主催する 3×3 バスケットボールの強化を目的とする 3×3 JAPAN TOUR EXTREME カテゴリーのシーズンチャンピオン決定戦「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 FINAL」が、本日11月19日 (土) に開幕しました。大会史上初めて、FINAL の舞台を関西地区に移し、大阪府堺市の三井ショッピングパーク ららぽーと堺にあるイベントスペースに特設コートを設置。今年4 月 から開催したレギュラーラウンドの累計ツアーポイントに基づき、男子は上位16チーム、女子は 8 チームが出場しました。

女子ツアー 7 位の TOKYO DIME が同 2 位を撃破

 男女ともに DAY 1 の19日はベスト 4 までを決める熾烈な戦いが繰り広げられました。トーナメント方式のため、負けたら終わりです。
 そんな中、女子は 2 チームがベスト 4 へ初めて進みました。

 ひとつ目のチームは、ツアーポイント 1 位の G FLOW です。今春より始動したチームは、第 7 回 3×3 日本選手権 (2022年 2 月開催) で優勝経験を持つ #5 矢上若菜選手を中心にシーズンを通して成長を遂げ、今大会は初戦で OWLS を 21-16 で下しました。ディフェンスやリバウンド、ルーズボールなど球際の攻防で徹底的に戦う強さが際立ちます。

 もうひとつのチームは、ツアーポイント 5 位の Team hustle です。昨シーズン、PERITEC InterOizumi で FINAL を制覇した# 31 大橋実奈選手や、過去の 3×3 日本選手権でチャンピオン経験のある #3 浅羽麻子選手らがチームをけん引し、TOKYO BB を 20-14 で振り切りました。

 一方で、ツアーポイント 3 位の XD は初優勝した2020シーズンの FINAL 以来 2 年ぶりに 4 強へ進出しました。スコアラーの #54 齋藤桃子選手を中心に YAIZU GR UNITED を圧倒し、#32 藤井美紀選手が 2 ポイントシュートを決めて22-12で試合を締めくくりました。

 そして、ツアーポイント 7 位の TOKYO DIME (写真) は、同 2 位の BEEFMAN に 18-16 で競り勝ち、3 シーズン連続のベスト 4 を決めました。対戦相手の #25 桂葵選手と #11 前田友香選手は別のチームで今年、女子 3×3 の世界最高峰「FIBA 3×3 ウーマンズシリーズ」を転戦した実力者たち。ツアーポイントの順位差もありましたが、勝利の背景には昨シーズンの FINAL で敗れた悔やさを唯一知る #71 小池真理子選手がチームの先頭に立って、仲間たちと準備をした跡がうかがえました。

「去年 (2 点差で) ジャパンツアーファイナルに敗れて準優勝した悔しい思いをしてるのが、今年の新チームだと私だけでした。やっぱり今年こそ勝つためには、この経験を新しい子たちに伝えないといけない。少し自分なりに心を鬼にしてじゃないですけど、決勝の舞台に立つためのプレーの強度を出場が決まった1ヶ月間、みんなに示して準備してきました。今日のトーナメント初戦で本当に今までの練習の中でも一番良いぐらいの試合ができて、私たちにとって自信になりました」(TOKYO DIME #71 小池選手)


















男子の激闘……「覚悟の上で 3 人で臨みました」

 一方で、男子は過去にベスト 4 経験のあるチームが 3 チーム初日を突破しました。
 1 チーム目は、ツアーポイント 8 位ながら今シーズンの EXTREME カテゴリーで 1st タームの逆転 1 位を飾った UTSUNOMIYA BREX です。優勝した昨シーズンに続く、4 強となります。先週末にブラジルで開催された 3×3 の国際大会から帰国して間もない中で迎えるハードスケジュールをものともせず初戦を突破し、準々決勝ではツアーポイント 1 位の ALPHAS に 21-5 で快勝。#11 齊藤洋介選手は「包み隠さず言うとマジできついです」と本音を漏らしましたが、「みんなで話し合って事実上、決勝戦のつもりで臨んでいました。疲れているので (勝つためには) 気持ちの問題だと思っていました」と、DAY1を振り返りました。

















 2 チーム目は、ツアーポイント 5 位の TOKYO DIME です。準々決勝では ZETHREE ISHIKAWA に 14-13 の辛勝でしたが、4 シーズン連続のベスト 4 入り。大阪出身の #5 西畝優選手にとっては地元での試合になりました。緊張もあったそうですが「僕のことを見に行きますと言ってくれた方が結構いてくれました。ちょっと安心と嬉しさがあります」と、コートサイドの声援が力になったようです。

 3 チーム目は、3 人で勝ち上がったツアーポイント12位の TSUKUBA ALBORADA です。準々決勝の CRAYON 戦では劣勢の時間帯もありましたが、#13 小澤崚選手、#30 改田拓哉選手による今年度の 3×3 U23 日本代表と、#35 八幡原礼音選手が一致団結し 21-17 で勝利。小澤選手は「覚悟の上で 3 人で臨みました」と明かしました。明日20日の DAY2 は、4 人目の藤澤宏隆選手が合流予定です。

 そして唯一、初のベスト 4 進出を果たしたのがツアーポイント 2 位の BEEFMAN です。初戦で Dominate を終盤に突き放すと、準々決勝の Solviento Kamakura 戦では 19-18 の逆転勝ち。土壇場で底力を見せました。今秋に #24 清水隆亮選手が新加入してから日が浅いものの、劣勢でも我慢強く戦えるチームへ仕上がりつつあります。

2022シーズンチャンピオンが決まる 1 日

 DAY1 の結果のより、日本一を決める DAY2 準決勝の組み合わせは、女子の第 1 試合が「G FLOW vs. Team hustle」になりました。ともに勝てば初の決勝進出です。第 2 試合は「XD vs. TOKYO DIME」。XDは 2 年ぶり、TOKYO DIME は 2 年連続の決勝を目指します。

 続く、男子の準決勝第 1 試合は「UTSUNOMIYA BREX vs. TOKYO DIME」。昨年の FINAL 決勝で激闘を演じた両軍が、再びあいまみえます。第 2 試合は「TSUKUBA ALBORADA vs. BEEFMAN」。両チームは第 6 回 3×3 日本選手権 (2021年 3 月) の決勝で対戦し、そのときは BEEFMAN に軍配が上がりましたが、明日の一戦では果たして…。お互い勝てば、初の決勝が待っています。

 4 月から始まった戦いも、いよいよクライマックス。2022シーズンのチャンピオンが決まる 1 日を是非、ご注目ください。

<20日 (日) の日程>
準決勝 女子 14:55~ / 男子 15:35~
決勝  女子 16:25~ / 男子 16:55~

○ YouTube LIVE 配信はこちら (14:20頃~配信予定)
https://www.youtube.com/watch?v=ZAmi_kGxj7Y

※試合状況によって開始時間は前後する場合があります。

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